こずえレディースクリニック 院長ブログ:東京都目黒区祐天寺駅近く女性外来・心療内科「こずえレディースクリニック」布施梢院長ブログ

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過食とダイエット(その4)

私の子供時代の正月準備のメインイベントは〖餅つき〗でした。家事など一切しない父が暮れの30日には臼と杵を出してきて餅をつきました。子供たちはつきあがった餅をその場で母から丸めてもらい、あんこや砂糖入り黄粉とゴマ、大根おろしなどに入れて食べます。大好物でお腹がはちきれそうになるまで食べました。のし餅は切って雑煮と汁粉で食べるのですが、私は3が日で計30個ぐらいはいきました。正月中はおせち料理と初もうでに買った人形焼き、お年始のいただき物の菓子などを炬燵でみかんと一緒に食べ続けました。そして、鏡開きの汁粉を食べ終えた翌日は体重が4㎏増えていました。 というわけで、またダイエットを開始しなければいけない状態になりました。

正月ぶとりはほとんど炭水化物過剰摂取によるものなので、栄養的にはビタミンやミネラル、アミノ酸などが欠乏しています。そのため体が飢餓状態にありダイエットを受け付けず、食欲を抑えることができませんでした。すぐに短期ダイエットはあきらめて、これ以上太らないことでヨシとしました。

まず、炭水化物を減らすことにして、ご飯を3分の1にしました。その代り温野菜にオリーブ油と塩少々を振ったものを加えて他は変えません。間食は1日1回、夜のみとしました。(ダイエットの王道では、甘いものを寝しなに摂るなんてとんでもないことでしょうが、私の家では9時ごろに家族が集まり、菓子と果物を食べお茶を飲むのが習慣でした。この習慣だけは50年以上続けていますが、脳細胞にも、心にも良いことだと確信しています。)それで夜のお茶菓子は1種類だけ、果物は半個にしました。でもちょっとわびしいのでコンデンスミルクを紅茶やミルクに入れて、あるいはなめていました。(コンデンスミルクをなめるのも私は生涯続いているのですが、おかげで骨太自慢です。)

こうして今で言う、低炭水化物ダイエットのハシリをしたと言いたいところですが、本来の食事のバランスを取り戻しただけでした。この食事を数か月続けていると体重は2㎏ほど減りました。私は例年、春から夏にかけて代謝が亢進するらしく、食べる量が同じでも体は少しづつしまっていきますので、夏休みをうまく乗り切れば秋、冬の寒さのために太らずにすみ、何とかリバウンドしないはずでした。前回の夏休みぶとり屈辱体験をバネに夏は昼の間食にはキュウリ、トマトと水を摂りました。外食した時はせっかくなので、しっかり食べましたが、後の2日間は少なめの食事にして3日で総カロリー数を一定になるように調節しました。この方法はその後かなり長く続いていました・・というのは、更年期を数年過ぎて体が安定してくるとダイエットなどしなくても太らなくなるからです。これについての詳しいことは後で書きますネ。

こうやって、受験時期も乗り越えて大学に入学したころには標準体重をやや下回るくらいの体型でした。大学では寮に入りました。そして大きな落とし穴があったのです。

2008年05月11日