うつと性格
うつになりやすい性格がある。一般的には、完璧にしないと気が済まない完全主義的性格や、些細なことで自信をなくしやすい自信喪失性格があげられる。
性格をすぐに変えることは難しいし、個性を形作ってきた重要なものだから大切にしたい。でも生活するのに好ましくないところは少ないほうが便利だが、意外と自分の性格を知らない人が多い。
そこで性格を知ることが重要になる。(クリニックでは主にエゴグラムを使用して性格分析を行う)
自分の性格が分かってくると、自分の取りやすい行動の対処の仕方が容易で間違いのないものになる。
たとえば計画を立てて実行に移す場合、長期的に理想を掲げてコツコツ努力するのが合っている人もあれば、短期戦で突っ走るほうがうまく行く人もいる。
人付き合いも、和気あいあいといつも人の輪に身を置くほうが幸せな人がいるし、一人の時間を多く持って楽しむほうが合っている人もいる。
恋愛も、熱しやすく冷めやすいタイプ、献身的につくすタイプ、世話をし過ぎて相手からうとましがられてしまうなどいろいろある。
仕事を選ぶ時も、いつも周囲に気配りして遠慮がちな人が、競争の激しい利益追求型の職場が合うはずがない。
すなわち、性各で行動の取り方をそれぞれ目指す方向に変えねばならない。
ここで性格を知ったうえでの注意点は、『こころ』を変えるのではなくて、自分に都合が悪い『行動』を都合の良いものに変えることにある。
そして行動を変えようと思っていたら、粘り強く何回もトライすることだ。粘らなければ自分のものにならない。
例えば、うつになりやすい人は優しいから、他人に押しつけがましい行動はとれないので、つい相手に押し切られてつらい思いすることが多い。
このとき、自分の意思を伝える方法を知って、それを粘り強く実践することが大切なのだ。
2007年09月18日